歴史や取り組みについて

水東山 林泉寺

  静岡県伊東市荻にある水東山林泉寺は、古くからこの地で、人々の暮らしと祈りを支えてきたお寺です。


 

1.寺院の基本情報

寺院名:水東山 林泉寺(すいとうざん りんせんじ)

宗派:曹洞宗

所在地:〒414-0053 静岡県伊東市荻90

電話:0557-37-7804

メール:[email protected]

拝観時間/受付時間(目安):9:00〜17:00

※法要・行事等で対応できない時間帯がございます。事前にご連絡いただけますと確実です。

駐車場:あり(寺院敷地内/10台)

アクセス:最寄り駅・バス停からの行き方は「アクセス」ページをご覧ください。

 

 

 

2.歴史・由緒

 水東山林泉寺は、静岡県伊東市荻の地において、古くから人々のくらしと祈りを支えてきた曹洞宗の禅寺です。葬儀や年回忌法要といった先祖供養はもちろん、地域の行事とも深く関わりながら、「この土地に生きる人々の拠りどころ」として歩んできました。

 林泉寺の歴史は、開創の祖である覺林隣正大和尚にはじまり、のちに大圓元鏡大和尚が「法地開山」として寺の基盤を整え、代々の住職が法灯を受け継いで今日に至ります。

 

【宝永噴火と疫病 〜十一人の勇士の巡礼〜】

 江戸時代中期、宝永4年(1707年)に富士山の宝永大噴火が起こりました。噴火の影響は広く及び、各地で凶作や疫病が広がったと伝えられています。伊東の地、荻のあたりでも疫病が流行し、人々は大きな不安の中にありました。

 そこで、村の有志十一名が立ち上がり、西国三十三観音霊場を巡る巡礼の旅に出ました。命がけの道のりを経て、三十三ヶ所すべてを巡拝し、三十三体の観音さまのお札を村に持ち帰ります。

 そのお札を収めてお祀りしたところ、やがて疫病は鎮まり、村は存続の危機を免れました。この出来事は、いまも「十一人の勇士」の物語として語り継がれています。

林泉寺の藤棚の側に建つ石碑には、この巡礼を成し遂げた十一名の名前が刻まれており、村人たちの覚悟と祈りの証として、静かに時を見守り続けています。

 

【三十三観音に込められた願い 〜無病息災と子孫長久〜】

 当寺にお祀りしている三十三観音は、こうした歴史に根ざした信仰の象徴です。西国三十三観音霊場から持ち帰った御札を、のちに「かたち」として受け継いだものが三十三観音であり、無病息災・子孫長久・健康祈願の願いが具体的な「かたち」となった存在です。

 病や災いにおびえるしかなかった時代に、村人たちは「祈る」という行いを通して、自分たちのいのちと暮らしを守ろうとしました。その祈りの積み重ねが、いまも林泉寺に息づいています。

 

【樹齢三百五十年の長藤がつなぐご縁】

境内にそびえる長藤は、樹齢およそ三百五十年と伝えられる藤の古木です。春になると、長く垂れ下がる房が一面に咲き誇り、静かな日本庭園の風景とともに、訪れる人々を迎えてくれます。

藤の花には「長く続くご縁」「人と人とのつながり」といった意味合いも重なります。先人たちが守ろうとした村のいのち、受け継がれてきた祈りとご縁が、この長藤のもとに静かに息づいております。

 

 

 

3.ご本尊・祀っている仏さま

【ご本尊:釈迦如来】

林泉寺のご本尊は釈迦如来です。日々の暮らしの中で手を合わせ、心を整え、穏やかに生きていくための拠りどころとしてお祀りしています。

【三十三観音】

宝永噴火と疫病の伝承に結びつく三十三観音は、林泉寺の信仰の中心のひとつです。無病息災・子孫長久・健康祈願の願いを受け継ぎ、いまも多くの方が手を合わせています。

 

 

 

4.主な行事・年間スケジュール

 林泉寺では、一年のめぐりに合わせて、さまざまな法要や行事をおこなっています。お寺の行持は「一年周期で廻っている」ものとして大切にされており、どの行事も、どなたでもご参加いただけます。

 

■ 新年の行事

  • 元旦のご祈祷(元旦 0:00):新たな一年の家内安全・無事息災を願うご祈祷をおこないます。

 

■ 春の行事

  • 藤まつり大祭(祈祷法要/4月28日):三十三観音さまにちなんで新年度の安全とご多幸を願い、お守りやお札のご祈祷もあわせて執り行います。
  • 林泉寺 藤まつり(4月中旬〜5月上旬):境内の藤棚が美しくなる時期を「藤まつり」として開放しています。

 

■ 夏の行事

  • 夏の墓地清掃【護持会主催】(7月下旬):お盆を迎える前に、皆さんでお墓を整える行事です。
  • 施食法要(8月8日):お盆に行う、ご先祖さまへの大切なご供養の法要です。
  • 精霊送り(送り火/8月30日):お盆のあいだ共に過ごしたご先祖さまをお見送りする行事です。古いお札などもあわせてお焚き上げいたします。

 

■ 秋の行事

  • 林泉寺開山・道元忌(9月29日):曹洞宗の宗祖・道元禅師のご命日とともに、開山さま・歴代住職、そして皆さまのご先祖さまへ感謝を捧げ、総回向をいたします。

 

■ 冬の行事

  • 冬の墓地清掃【護持会主催】(12月上旬):一年の締めくくりとして、お正月を迎える準備の清掃をおこないます。
  • 本堂の大煤払い & 成道会(12月上旬):本堂・書院の大掃除のあと、お釈迦さまの悟りをお祝いする法要を簡素におこないます。
  • 餅つき会(12月25日 9:00〜):鏡餅づくりの行事です。ご参加の方にはご自宅用の小さな鏡餅をお持ち帰りいただきます。
  • 年越し坐禅会(大晦日 21:30〜):静かな坐禅で一年を振り返り、新しい年を迎える準備をします。元旦のご祈祷に続けて参加することもできます。 

 

■ 定例行事

  • 林泉寺坐禅会【副住職主催】(月2〜3回):初心者の方でも安心して参加できる坐禅会を、月2〜3回開催しています。日程は「坐禅会」ページにてご案内しています。

 

 

5.当寺の理念

 林泉寺が大切にしているのは、祈りが日々のくらしと離れずに、静かに続いていくことです。大きな出来事があるときだけでなく、何気ない日常の中でふと立ち寄り、心がほどける。林泉寺を、そんな「何気に安らげる寺院」として受け継いでいきたいと考えています。

日々のお勤めの中で大事にしているのは、笑顔で生活できること、そして感謝を持った生き方です。

 また、三十三観音の歴史に重なる「無病息災」や「身心ともに健やかな暮らし」という願いを、いまを生きる方々の現実の中につないでいくことも、林泉寺の大切な役割だと思っています。

 家でも職場でもない、もうひとつの居場所(サードプレイス)として、ご供養のこと、お墓のこと、心身のこと、言葉にしづらいことも含めて、気軽に相談できる場所であること。

そのために、林泉寺はこれからも開かれたお寺であり続けます。

 

 

 

6.僧侶の紹介

◉住職 大澤 礼三(おおさわ らいざん)

1955年2月28日、静岡県湯ヶ島・矢熊の真正寺に生まれる。

林泉寺とは子孫としてのご縁を持ち、幼い頃からお寺の暮らしに親しんで育つ。

昭和39年に得度し、のちに22歳で立職。

曹洞宗大本山・永平寺での安居修行を経て、加賀の大乘寺において天藤全孝老師のもとで修行を重ねる。

住職となる以前は、前住職の手伝いをしながら、他寺院の住職が病に伏した際には代務住職を務めるなど、さまざまな現場でお勤めを重ねてきた。

平成18年に林泉寺の住職として晋山し、現在に至る。

林泉寺を「何気なく足を運べて、ふっと安らげる寺院」にしていきたいという思いを抱き、日々のお勤めの中では「笑顔で生活できる、感謝を持った生き方」を何よりも大切にしている。

とくに、三十三観音の歴史に根ざした「無病息災」「身心ともに健やかな暮らし」という願いを、自らの大きなテーマとして受け継いでいる。

趣味はスポーツ全般。時間ができたときには、身体を動かしたり気分転換をしたりしながら、心身のバランスを整えることを心がけている。

座右の銘は「自未得度先度他(じみとくど せんどた)」。

「自らがまだ完全に救われていなくとも、まず目の前の人を助ける」というこの言葉を胸に、一件一件のご相談やご供養と向き合っている。

 

 

◉副住職 大澤 嵩典(おおさわ しょうてん)

1992年10月31日、静岡県伊東市に生まれる。

大学卒業後に出家し、曹洞宗大本山・永平寺にて約3年半の修行を積む。

現在は林泉寺副住職として、法要・ご葬儀・年回忌・納骨をはじめ、樹木葬や永代供養のご相談など、現代の暮らしに即したご供養を一件一件丁寧にお受けしている。

また、月2〜3回の坐禅会を主催し、初めての方でも安心して参加できる場づくりに力を入れている。

仏教の教えを特別なものとしてではなく、「日々の暮らしの中で、からだとこころを整えていく実践」として伝えていくことを大切にしている。

 

 

 

7.境内案内(設備紹介)

 

◉本堂

ご本尊をお祀りし、葬儀・法事・各種法要・坐禅会などをおこなう中心のお堂です。

 

◉山門・参道

季節の風を感じながら歩ける参道は、藤の季節にはとくに多くの方が訪れます。

 

◉藤棚(長藤)

樹齢約350年の藤が、境内の象徴として春を彩ります。

 

◉書院・庫裡(くり)

ご相談や打ち合わせ、坐禅会などに利用します。

 

◉墓地・ご供養の場

境内にはご供養のための各施設があり、納骨やお参りにお越しいただけます。

 

◉駐車場

敷地内および道路向かい側に駐車場があります。

 

 

8.お寺でできること(サービス一覧)

 林泉寺では、葬儀・法事・ご供養・永代供養・坐禅体験まで、**「祈りのことを一箇所で相談できるお寺」**として、さまざまなお勤めをお受けしています。

 静岡県伊東市荻の地域寺院として、遠方のご家族や、将来の不安を抱える方のご相談にも丁寧に対応いたします。

 

①葬儀(お寺で行う家族葬・おてら葬)

お寺の本堂で、落ち着いた雰囲気の中でお見送りしたい方へ。

林泉寺では、寺院でのご葬儀(家族葬・小規模葬)についてご相談を承っています。

• お寺で完結する葬儀(寺院葬)

• 菩提寺がない方のご相談

• 納骨や永代供養まで一括で相談したい方

詳しくはこちら:おてら葬

https://www.ogidera.com/sougi/

相談・見積もり予約(オンライン)

https://coubic.com/izu-ito/2466763/book/course_type?courseCanonicalId=1043737

 

②法事・年回忌法要(四十九日、一周忌、三回忌など)

故人さま・ご先祖さまを偲び、節目ごとに手を合わせる時間は、遺された方の心を整える支えにもなります。

林泉寺では、各年回忌法要、祥月命日のお勤め、納骨法要などをお受けしています。

• 四十九日・百か日・一周忌・三回忌以降の年回忌

• 命日供養

• 法要後のご相談(お墓・納骨・永代供養など)

 

③納骨・永代供養(将来まで安心できる供養)

林泉寺の納骨・供養プランは、樹木葬も観音供養塔もすべて「永代供養」です。

後継ぎの有無にかかわらず、寺が責任をもってご供養を続けていきます。

観音供養塔(永代供養)

境内の観音さまのもとで、安心して手を合わせられる永代供養です。

• 観音供養プラン(合葬)

• 観音石塔プラン(個別区画)

樹木葬霊園(永代供養)

梅園の中に設けた樹木葬区画で、自然の中でお参りいただけます。

※樹木葬はすべて個別区画です。

詳しくはこちら:いずいとう樹木葬霊園

https://www.ogidera.com/ito-reien/

相談・見積もり予約(オンライン)

https://coubic.com/izu-ito/2466763/book/course_type?courseCanonicalId=1043737

 

④水子供養(みずこくよう)

お気持ちに、静かに寄り添うご供養です。

林泉寺では、事情の違いにかかわらず、どなたにも等しく、丁寧にお勤めいたします。

• 個別での水子供養

• 心の整理のためのご相談

• 遠方の方のご相談(日時調整)

詳しくはこちら:水子供養

https://www.ogidera.com/mizuko/

 

⑤ご祈祷・ご祈願(家内安全・厄除け・健康祈願など)

林泉寺は、宝永噴火と疫病の伝承、三十三観音信仰の歴史を持ち、無病息災・健康祈願の祈りが今も息づいています。

人生の節目や、日々の無事を願うご祈祷もご相談ください。

• 家内安全/身体健全/厄除け/交通安全 など

• 年のはじめの祈願

• お札・お守りのご相談

  

⑥坐禅会・坐禅体験(初心者歓迎)

林泉寺では、初めての方でも参加しやすい坐禅会を定期開催しています。

「対話」「体操」「表現」「坐禅」をキーワードに、からだとこころを整える時間をひらいています。

• 定例の坐禅会(月2〜3回)

• 坐禅体験(少人数/団体の相談可)

• 坐禅合宿(開催時期はお知らせします)

 

 

9.お問い合わせ・ご相談

 「何から相談していいか分からない」という段階でも大丈夫です。葬儀、納骨、永代供養、水子供養、法事、坐禅体験など、状況を伺いながら一緒に整理していきます。

• お電話:0557-37-7804

• メール:[email protected]

• 相談の予約(オンライン):https://coubic.com/izu-ito/2466763/book/course_type?courseCanonicalId=1043737