新しい霊園に込めた想い

 

いずいとう樹木葬霊園──納骨という営みを、すべての人へ

 

「お墓がない」

「納骨先が見つからない」

「誰に頼めばいいのか分からない」

 

 そんな声が、いま多くの方から届いています。いずいとう樹木葬霊園は、そうした声にまっすぐ応えるために、林泉寺の境内につくられた新しい納骨施設です。

 

 “樹木葬霊園”と名づけていますが、実際には複数の納骨のかたちが整備されています。個別の樹木葬墓区画だけでなく、観音供養塔による合葬の納骨も可能です。形式の違いを越えて共通しているのは、「すべての方に開かれていること」です。

 

 この霊園には、条件をつけてお受けすることはありません。

 

 血縁や宗派、継承の有無、経済状況などで線を引くことをしない。誰にでも、納骨という営みを届ける。それが、いずいとう樹木葬霊園の思想の出発点です。納骨の費用も、すべて公開されており、相談時にはその場で見積もりをお渡しできます。

 

 「最終的にいくらかかるのか」が最初にわかることで、悩みや不安を抱えたまま契約に進むことはありません。この仕組みは、林泉寺という仏教寺院が主体となって運営しています。

 

 本来、仏教が担ってきた“人の死に寄り添う役割”を、現代の社会の中でもきちんと機能させるにはどうしたらいいか。いずいとう樹木葬霊園は、その問いへの一つの答えとしてかたちにした場所です。

 

「納骨ができない人を、放っておいていいのか」その問いを正面から引き受けたとき、条件を外し、説明を明確にし、誰もが利用できる“場”を持つことは避けて通れませんでした。

 

ここは、特別な人のための霊園ではありません。

 

「この人も、あの人も、受け入れられる」その積み重ねが、地域の、社会の、宗教のインフラになっていくと信じています。これからの時代に必要とされる供養のかたちを、寺院の中から届けていく。

 

いずいとう樹木葬霊園は、そうした想いをかたちにした霊園です。